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求人票の読み方

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qjinhyou0求人票とは、職業安定法によって定められた労働条件を明示した書類のことで、ハローワークの求人情報の内容は、この求人票に記されています。

一昔前までは職種ごとにファイルにまとめられたものを見ていく、という形が多かったのですが、今では多くのハローワークでタッチパネル式の端末が導入され、その画面上で求人情報を閲覧できるようになっています。また、必要に応じて求人票をプリントアウトして持ち帰ることもできます。

求人票については、具体的に以下の事項を明示することになっています。

  1. 労働者が従事すべき業務の内容に関する事項
  2. 労働契約の期間に関する事項
  3. 就業の場所に関する事項
  4. 始業、終業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間及び休日に関する事項
  5. 賃金の額に関する事項
  6. 健康保険、厚生年金、労働者災害補償保険及び雇用保険の適用に関する事項

この他にも、求人票には色々なことが記されています。ポイント・注意点などを解説していきます。

一般・パート

求人票には、一般とパートの2種類あります。求人票の一番上に、「求人票(一般)」・「求人票(パート)」と書いてあるのですぐ分かります。主に、時給制はパート、月給制は一般、となっています。

ハローワークによっては、1日の就労時間が6時間未満はパート、それ以上は一般という分け方をしているところもあります。

一般とパートでは書式が少し異なり、パートの場合は、「毎月の賃金」が「時間額」となっています。その他の部分については大体同じです。

就業形態

この求人に応募して採用された場合の雇用形態です。

一般の求人票の場合は、

  • 正社員
  • 正社員以外(契約社員、準社員、嘱託等)
  • 常用型派遣
  • 登録型派遣

の4種類で表示されています。ここは非常に大事な部分です。

「常用型派遣」とは、1年以上引き続いて雇用される(またはされることが見込まれる)労働者として、派遣元事業主に雇用され、派遣就業することをいいます。また、「登録型派遣」とは、派遣就業を希望する方が派遣会社に登録しておき、派遣先が見つかったときに派遣元事業主に期間を定めて雇用され派遣就業することをいいます。

パートの求人票の場合は、

  • パート労働者
  • アルバイト

のように記されていますが、一般の場合ほど大きな違いはありません。

雇用期間

あらかじめ雇用する期間が設定されている求人があります。この場合、契約更新の有無等の情報は備考欄等に記載されているので、求人票をよくチェックしましょう。

雇用期間が設定されていない場合は、常雇と書いてあります。

就業場所

この求人に応募し採用された場合、実際に就労する場所です。会社の所在地と就業場所が異なる場合があるので注意しましょう。

就業時間

働く時間はもちろんですが、交替制の有無も確認しましょう。

複数のパターンが記載されている場合、交替制でいずれのパターンも就労しなければならない場合と、これらの中からいずれかを選定する場合とがあります。要確認です。

休日・週休2日制

休日となる曜日が固定しているものは、その曜日が表示されます。会社カレンダーによるものやシフト制(ローテーション)によるものなどがあります。週休2日制は、その形態を表示しています。

賃金形態、毎月の賃金

・月給制
1ヶ月単位で算定される定額で支給されるものです。

・日給月給制
1ヶ月の定額ですが、年休以外の欠勤分は差引かれます。

・日給制
1日の定額で労働日数分が支給されます。

・時間給制
1時間の定額で労働時間分が支給されます。

毎月の賃金の項目は一般の求人票にのみ記載されています。a欄、b欄、c欄があります。

・a欄(基本給)
いわゆる基本給(税込)です。金額に幅がある場合、応募者の経験等により決まります。面接時などに確認しましょう。

・b欄(定額的に支払われる手当)
必ず支払われる手当が記載されます。(食事手当、被服手当など)

・c欄(その他の手当等付記事項)
個人の条件により支払い状況が異なるような手当が記載されます。たとえば、扶養手当、皆勤手当、歩合給などがこれに該当します。(通勤手当は通勤手当欄に記載されていますが、詳しくは面接時などに確認されることをオススメします。)

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